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明治大学文学部卒の彼女

明治大学文学部卒の彼女

私は 自衛隊員の子供であり さして自慢できる学もなく 卑屈になった少年時代を過ごし 材木問屋の転勤で

北海道から東京木場の営業部へ転勤になった その当時も漫画を描き 前年は一人で上京し 漫画の持ち込みのため 出版社周りをしていた だから二度目の上京であった その東京営業部で出会ったのが 私より4か月早く入社
した Y.Mという女だった

私より4っ年上だった 明治大出身なのに三流会社に入社とは これいかに?

と疑問に思ったが 毎日の労働に追われそんな疑問も霧散していたある日 私の歓迎会でYMと仲良くなり
親しくするようになった そして彼女の実家が秋田県の名門と知った 父は官僚母は教師らしい 19歳の自衛隊員の
息子の私は完全に気圧されてしまっていた しかしながら彼女はインテリの左翼かぶれで面白く 私は彼女に熱中していった
 
やがて ことごとく彼女につっこみを入れるようになり しまいには 彼女の方から私の卒業論文を見たらどうかとか
高学歴を鼻に掛けるようになり出した 映画タクシードライバーのようにあなたは歩く矛盾よといわれ
 その当時流行っていたコリンウィルソンのアウトサイダーという難しい本を渡された 私の方が断然頭がいいと
むきになっているようだった 私も学歴コンプレックスで自分を卑屈に思っていた

それから10年後 兄の結婚式で北海道に一時帰ることになった その時作家柴田錬三郎の墓に手を合わす
小池一夫氏の写真を見て ピンときた これは私が小池氏の会社に入ったのは偶然ではなく縁かなと思ったのである 早速父の母が眠る山形の齋藤へ電話をかけさせた 名門山形の齋藤から養子へ出された元校長のもとへ
電話をしだした 鈴木某が栄子さんかい知ってるよとの答え 栄子さんとは柴田錬三郎氏の奥様なのである
その奥様のお兄様がフランス文学者で明治大学文学部教授の齋藤磯雄氏であった その祖母の実兄が
幕末の志士清河八郎 そして柴田錬三郎の遠縁に遠藤周作 吉行淳之介がいる

そうか あのYMの大学の恩師が私の親戚とは やはり人との出会いは偶然ではないことが立証され十分
人生というのが奇奇怪怪の世界だということに気づく結果となったのだった これが縁というものかと…
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