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東京に住む妖怪たち

東京に住む妖怪たち

私は20代後半まで ワックスがけの日払いのバイトをやっていた 早稲田実業高の教室もしたことがあるし 六本木のスナックや高級レストラン はにまた新車のディーラーもやっていたし

とにかくポール牧がチョクチョク顔を出す 会社のワックスがけもやっていた

しかしバイトは おもに土日が多く 平日は 東京の街中をよく歩いた 自転車を使いだしたのは30代からで 今考えてみると 歩きの方が 探索や沈思黙考には向いていたのだった

北海道や沖縄にはない結界が東京では至る所にひかれているのであった

例えば洲崎遊郭のあった東陽町1丁目 昔の住所は深川洲崎弁天町 吉原に匹敵する遊郭



跡地であり 友人が遊郭をアパートにしたところに住んでいた 細い廊下が迷路になっていて
 
一部屋4・5帖ほどの部屋で 玄関のたたきがやけに高かったのを思い出した

このあたりが わたしの飲み屋街である 泣き健といわれた 故宇津井健の地元であった

本来が 私は材木関係の転勤で木場に来たのであった

刑務所暮らしのお勤めを終えた初老の人が 娑婆に出て 初めてビールを飲む町が

この洲崎なのである 何度もムショがえりをこの地で見た…

新宿歌舞伎町や那覇市 そして千歳市のパンパンハウスの立っていた地と似ているのだった

しかしここから 茅場町日本橋大手町そして皇居は3キロほどだが 凄まじい結界を

感じることができる この感覚は身が引き締まる感じなのだ このあたりは鬼という妖怪と

よくであったものだ 越中島あたりは ネズミ男とよく出会った

新宿も太ったネズミ男とよくであったのだった ホームレスはまだ人間だが

ネズミ男クラスになると やはりこれは妖怪以外考えられないのだった…

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