不幸な芸能人

前回は不幸な芸能人が多いと書いたが　誤解しないでもらいたい
魂の美しさ勝負の芸能界は　不幸こそ魂を成長させる栄養剤なのだ
不幸を味わえば味わうほど人は人に優しく　自分にきびしくなっていくものなのだ　熟成された上質のワインになるか　すっぱすぎて誰もが嫌う酢になるか　自分しだいだがね

尺八は日の当たらないじめじめしたところの竹をつかう　そのほうが
いい音色がだせるのだ　ただし日の当たらない場所だけにほとんどが
どうしょうもない竹ばかり　腐ったり　曲がってしまったり　日の当たる場所の竹は　増長してすくすく育つが　芯のやわらかい竹しか育たないのだ
そんな竹はいい音色がでないのだ

私も子供の頃から　能無しの税金泥棒の子として　虐められ(自衛隊員の子供です)
沖縄では　県民すべてから呪われたものです
社会人になっても　歌舞伎町や新宿が仕事場ですし　人間の汚さを嫌というほど　見てきたのです　新宿や歌舞伎町は１５年ぐらい勤めました

ここは欲望の街であり　私の仕事は欲望処理係みたいなものです
自販機の釣銭口にはスペルマがぬられ　街を歩ければ新米ホストが酔いつぶれている　さらにホステス同氏の喧嘩は日常茶飯事
田舎から家出してきた若者が数日でコジキになる姿を何度となく見てきたことか　道にはゴミが散乱し　人糞までもが落ちている街です

さらに　痴漢や窃盗犯等　ムショがえりがごろごろいる街を生きてきました

全国から集まる人間のストレスを発散させる街なのです
不良人間の巣窟なのですよ

私が酢になったのか　上質なワインになったかわかりませんが
　今も自分と戦っています