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諸星大二郎 「ぼくとフリオと校庭で」

諸星大二郎 「ぼくとフリオと校庭で」

辺境の地の会社に残っている人々の心境をうまく描いた漫画がある

 諸星大二郎の漫画本 ぼくとフリオと校庭で の中の一本 流砂だ
 
 ある惑星の砂ばかりの町 この町に生まれたものは この町唯一の工場に勤めるのが生きて行く術だ まわりは砂ばかり 何もありはしない ある日 主人公とその仲間は はるか遠くから 流砂にながされてくる電気製品を発見する この先の向こうには 人の住む町がある こんな 何も無い街から脱出するぜ 友人達と町から出る計画をたてる主人公 しかし 友人のひとりが親の病気で残る事になり また脱出する車が故障 バッテリーがいくらたっても届かない 食料も売ってくれない次々と仲間が 町に残る事をいいだす 主人公も親の説得を受け続けるが 決心は変わらない そして親と喧嘩し ついに歩いてでも行ってやると 家を飛び出す そして止めに入る住民たち その時主人公の彼女が身を挺して 住民達を阻止 主人公は町からの脱出に成功する 

 背後からは住民達の悲痛な叫びが聞こえる
「まってくれー」「おれたちをおいてかないでくれー」    つまり彼らは職業奴隷だったのですねー

現実の社会も 安定した収入 と 社会的保障に身を縛られ 飛び降りたくても飛びおれず奴隷的一生を終える人たちが
多い ましてここ北海道のド田舎では この流砂のまちのように何もない 美術館もなければ博物館もない まわりには
尊敬に値する人物もいなければ 極悪人もいない すべての人々が安い給料でこき使われ 月に50円も給料がアッブし
主任にでもなれれば それだけで 有頂天になり 箱根の別荘や高級中華 料亭 天皇関係の人ともあったことも知らず
とても小さい世界で生きている 周りでステイタスを掴んだ連中は 工員に自衛隊員だけである それも名ばかり有名な
大企業の工場の工員である まるで諸星大二郎の流砂の砂ばかりの何もない世界である 彼らはここで生まれ ここで育ち そしてここで死ぬ 外部へ逃げ出すすべもない  そんな灰色の街の情景が描かれた本が 諸星大二郎のぼくとフリオと校庭で  という本だ 大変な問題作で この本からインスピレーションをうけて 様々な作品が世にでた
捜してみるのも また楽しい





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